★VW1966 Cabriolet Repir Report★
|
我が愛車である1966年のCabrioletは、日本に来てから16年の歳月が流れようとしています。 LAから多湿な日本に来てボディのヤレも気になる所ですが、この1966Cabrioletはほぼオリジナル 状態であったためか日本での16年経過したわりには外装では大きな腐食や錆びが目立つこともなく 現在も6Vのまま日々の足として活躍してくれています。 しかし,数年前からカブリオレの命綱とも言えるフレームに付いているボディの補強材の腐食が進み ごまかしながら乗ってましたが、(ガムテープとアンダーコート(^^;)腐った部分が垂れ下がったり と「ゴミぶら下げてるみたい」なんて事も言われてました。 では、そろそろ直してあげるかなとロシナンテにも相談した所試しに米国のショップに出ているのを 取ってみるかなんていう話にもなったので(鉄骨で作るって手段も勿論ありですが)米国のVW Shop WOLFSBURG WESTに出ていたパーツを購入したのです。 (購入は当初一人でする予定でしたがMr.SATO氏の茶カブ用にも取りたいとの事で 2台分一緒に彼が発注してくれました=Thanks!)このパーツはWOLFSBURG WESTのカタログでは 品番が151 801 131B "REINFORCEMENT RAIL"(excellent quality)という名前で出ていまして勿論 Left/Rightバラ売も可で1本$125。今回は両側交換ですからPerで$250です。 これに送料が+約$100で合計$350ってところでして、注文から出荷〜到着まで1週間弱でした。 そろそろ交換するかな..と思いながら数年経過してしまい2003年の12月の車検時にいよいよオペに かかる事になりました。ここでは主治医であるロシナンテでの補強レールの交換作業をお見せします。 このパーツ、通常交換する時はフルでレストアすることが多いので滅多にこうした作業も見れないと 思いますからね、ごゆっくりお楽しみながらご覧頂ければと思います。(^^) ウチの青カブは日々の足車でもあり、好調なエンジンでこれもロシナンテでF型オリジナルを組んでから 早10年!絶好調。その御陰で6Vながらも春夏秋冬元気に走り回っていますから、下半身強化は必需との 思いでこの補強レールを交換。仕上がりは期待通りのそれは素晴らしいものです。 ボディの軋みも減り硬性が増えたのは確実に体感できますね。 #体感的にもコーナーや未舗装の道路、フルオープンでの走行では特に下半身が しっかりしてネジレが押さえられてる様です。 #パーツはWOLFSBURG WESTに出ていてインターネットでもカタログを見る事ができますので是非どうぞ。 WOLFSBURG WEST #尚、この「Repir Report」はLET'S PLAY VWs 21でも紹介しています。 |
![]() |
![]() |
![]() |
引き取りの時ロシナンテの前でお仲間(^^)
|
腐りきった補強レールの残骸..
|
これはジャッキアップポイントがあるリア側
|
![]() |
![]() |
![]() |
先のすぼまったのがフロント側(原型なし...)
|
リフトアップして下からみると.
|
右側のレールは垂れてます..錆びも |
![]() |
![]() |
![]() |
同じく右側ガムテープで止めてた..(^^;
|
その腐ったレールを外した所ボディ側はOK!
|
表面のさびを落としてコーティング塗って.. |
![]() |
![]() |
![]() |
反対側も綺麗に下地作業OK |
レールはボディには溶接でフレーム側はボルト
|
ランニングボード裏も綺麗なほうでしょう |
![]() |
![]() |
![]() |
レールにはジャッキアップ部分も付いています
|
フロント側の作業はカーブも合わせて..
|
そのフロント側下からのショット。いい感じ |
![]() |
![]() |
![]() |
リア側から見た右下側の図
|
リア側から見た左下側の図
|
フロントの袋部分(茶色は防腐ワックス) |
![]() |
![]() |
![]() |
右フロント下から後方(水抜き穴は追加) |
右リアからフロント方向
|
フロント部分の完成図。ラインも綺麗に! |
![]() |
![]() |
![]() |
左フロント下から後方。フレームも綺麗! |
交換前のジャッキアップポイント付近
|
交換後の同付近ビシっとしてます(^^; |
という事で如何でしたでしょうか?これでまた10年はいけるでしょうか...(^^;
この補強パーツは(純正ではありません)厚みもあり全体の作りも良いんじゃないってのがロシナンテでの感想。
補強レールは結構腐ってましたがその腐りはレールの部分以外に広がってはなかったのも驚きでしたね。
(交換したレールは水抜き穴を追加して内部には、腐食防止ワックス充填していますので持ちも今までより良いかも)
ドア下の水抜き穴まわりの腐食も気になるほどのもはないようで、これがあまり乗らない車ならこうはいかないの
かもしれません。やはりVWは大事なものと言っても車ですから、あまり走らせないと返って傷むのも早い。
特に雨の後はボディの水を落としてあげるようにしっかり走ってあげることも効果がありでしょう。V(^^)W
![]() |
リアからフロントの図結構綺麗な下回りこれで
日本に来て16年で走行約12万Kmです。 |
(